赤軍 せきぐん( A.D.1918〜A.D.1946)
1918年1月に設立され、トロツキーによって拡充されたソヴィエト政権の軍隊。ロシア十月革命中に労働者・兵士で組織された赤衛隊が前身。内戦や干渉戦争で主力軍として活躍した。
赤軍
1918年1月に設立され、トロツキーによって拡充されたソヴィエト政権の軍隊。ロシア十月革命中に労働者・兵士で組織された赤衛隊が前身。内戦や干渉戦争で主力軍として活躍した。
二つの世界大戦
第一次世界大戦とロシア革命
ソヴィエト政権と戦時共産主義
革命政権を警戒する連合国 はロシア軍脱落後の東部戦線を再建するという名目で軍隊を派遣し、旧帝政派軍人など反革命派の反乱を援助しつつ対ソ干渉戦争に乗りだした。1918年5月、シベリアに抑留されていたチェコ軍団の救援を名目にイギリス・フランス・日本・アメリカなどの軍隊がウクライナ・カフカス・シベリア方面からロシア領内に侵入した。これに対してソヴィエト政府はトロツキーのもとで赤軍を組織して反撃し、チェカ Cheka (非常委員会)を設置して反革命運動を取り締まった。戦争を戦い抜くために戦時共産主義と呼ばれる厳しい統制経済政策がとられた。農民からは強制的に穀物を挑発し、工業の国有化がよりいっそう進められた。レーニンは総戦力で経験した統制経済によって社会主義が実現されると考えたのである。