イマヌエル=カント Immanuel Kant( A.D.1724〜A.D.1804)
ドイツ(プロイセン王国)の哲学者。合理論と経験論を批判的に総合してドイツ観念論を創始。人間の認識能力を経験できる対象範囲に限定し理性を吟味・検討する批判哲学ともよばれる。1795年『永久平和論』で世界連邦制や国連構想にまで言及。
イマヌエル=カント
ドイツの哲学者。合理論と経験論を批判的に総合してドイツ観念論を創始した。人間の認識能力を経験できる対象範囲に限定し、理性を吟味・検討する方法は批判哲学とも呼ばれる。代表的著書は『純粋理性批判』(1781年刊)。
ドイツ(プロイセン王国)の哲学者。『純粋理性批判』『実践理性批判』『判断力批判』でドイツ観念論を確立し「物事を理性が知るのではなく理性が物事をつくる」と看破。フランス革命を経た1795年の『永久平和論』では世界連邦制や国連構想にまで言及した。
ヨーロッパ主権国家体制の展開
17〜18世紀のヨーロッパ文化
「科学革命」
啓蒙思想は、イギリス、とくにスコットランドにも強い影響を与えたが、ドイツでも哲学者のイマヌエル・カント(1724〜1804)や文学者ゴットホルト・エフライム・レッシング(1729〜1781)がこの影響をうけた。
欧米における近代国民国家の発展
19世紀欧米の文化
哲学と人文・社会科学
哲学
合理論と経験論を統合・批判し、啓蒙主義思想の理性万能に懐疑の目をむけたイマヌエル=カント以降、19世紀のドイツ観念論は「ドイツ国民に告ぐ」によって愛国心の高揚をめざしたフィヒテ Fichte (1762〜1814)や、ドイツ・ロマン派哲学の代表者であるシェリング Scheling (1775〜1854)によって継承され、ヘーゲル Hegel (1770〜1831)が弁証法哲学 Dialektik を提唱するにおよんで完成した。
19世紀欧米の文化 哲学・社会科学
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