タンプル塔 ( A.D.1250〜A.D.1808)
現在のフランス・パリ3区にあった、テンプル騎士団の本拠地。1312年にテンプル騎士団が廃止されると、聖ヨハネ慈善修道会に分与、フランス革命後は修道会が廃止され、革命政府の所有物となった。フランス革命中、ルイ16世の一家が幽閉された。1808年、ナポレオンの命により取り壊された。
タンプル塔
欧米における近代社会の成長
フランス革命とナポレオン
立憲議会の成立と戦争の開始
7月25日、プロイセン軍司令官ブラウンシュバイク公はコブレンツで宣言を発し、フランス国王に危害が加えられればパリ市を破壊する警告した。この宣言は王政の瓦解を早める結果となった。ジャコバン=クラブとパリの各地区の市民は国王の廃位を要求し、8月10日パリ民衆と義勇兵は、テュイルリー宮殿を攻撃し、宮殿を警護していたスイス衛兵は惨殺された。民衆の圧力に屈し、議会は王権を停止し、普通選挙による憲法制定議会すなわち国民公会の招集を布告した。ルイ16世はタンプル宮に幽閉された。