ティルス
ティルス アル・ミナーの遺跡 (Credit:Heretiq ©Creative commons Attribution-ShareAlike 2.5 Generic)

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ティルス Tyrus

フェニキア人の海港都市国家。前10世紀以降シドンにかわって最有力都市国家となった。前9世紀にカルタゴを建設した。セレウコス朝シリアローマ帝国の支配下に置かれ、12世紀には十字軍の支配を受ける。おもにローマ時代の重要な考古学的遺跡が残り、1984年世界遺産に登録された。

ティルス

フェニキア人の海港都市国家。前10世紀以降シドンにかわって最有力都市国家となった。前9世紀にカルタゴを建設した。

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オリエントと地中海世界

古代オリエント世界

アラム人とフェニキア人
一方、地中海沿岸にビブロス・シドン・ティルスなどの都市国家をきずいていたフェニキア人は、クレタ・ミケーネ勢力が後退したあとを受け、紀元前12世紀より地中海貿易をほぼ独占し、また地中海沿岸にカルタゴをはじめとする多くの植民市を建設した。

紀元前4世紀後半にティルスがアレクサンドロス3世によって破壊され、東地中海の支配権はギリシア人に奪われたが、西地中海においてはカルタゴの勢力がなお健在であった。

シドン 北イスラエル王国 ユダ王国 ヘブライ人とユダヤ教 フェニキア イスラエル王国 紀元前10世紀から紀元前8世紀 フェニキア人とヘブライ人の地図 フェニキア人とヘブライ王国地図
フェニキア人とヘブライ王国地図 ©世界の歴史まっぷ
  • アラム人とフェニキア人 – 世界の歴史まっぷ
ヘブライ人とユダヤ教

第2代目の王ダヴィデは、ペリシテ人を破ってパレスチナ全土を掌握し、イェルサレムを首都とする統一王国の基礎を固めた。その息子ソロモンの時代が最盛期で、フェニキアのティルスの王と手を結んで、海外との貿易を積極的におこなった。

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