マンサ・ムーサ (?〜1337年頃)
14世紀に西アフリカ・マリ帝国の最盛期を築いた王(在位1312年〜1337年)。岩塩と金の交易で栄えた。イスラーム教の影響を受け、モスクなどを建築。イスラーム文化が栄え、メッカ巡礼に際して大量の金を奉納し、「黄金の帝国マリ」の名を広めた。
マンサ・ムーサ
アフリカの黄金王
14世紀に西アフリカ・マリ帝国の最盛期を築いた王。岩塩と金の交易で栄えた。イスラーム教の影響を受け、モスクなどを建築。イスラーム文化が栄えた。王自身もメッカに巡礼した。
現在のマリ共和国は、マンサ・ムーサのマリ王国に由来する。内陸のため開発が遅れていたが、現在、外国資本による鉱業開発が進行中で、日本はマリのウラン鉱の開発を独占している。
イスラーム世界の形成と発展
インド・東南アジア・アフリカのイスラーム化
アフリカのイスラーム化
ムラービト朝の侵入以後、西アフリカではイスラーム化が進行し、つづいておこったマリ王国(1240〜1473)はイスラーム教を受容した。王国は14世紀初めに最盛期を迎える。国王マンサ・ムーサは、メッカ巡礼に際して大量の金を奉納し、「黄金の帝国マリ」の名を広めた。15世紀後半、マリ王国を倒して建国したソンガイ王国(1464〜1591)は、ガオに都を定め、西アフリカの隊商都市の大部分を支配し、北アフリカとの交易によって栄えた。