ミタンニ王国 Mitanni
紀元前2千年紀後半、北メソポタミアに成立した、ミタンニ人が統治する国家。外来のミタンニ人が、先住のフルリ人やアムル人と条約を結びながら、統治を行なっていた。前15世紀にはエジプトやヒッタイトと並び繁栄したが、前14世期ヒッタイトに敗れ、のちアッシリアに併合された。
ミタンニ王国
紀元前2千年紀後半、北メソポタミアに成立した、ミタンニ人が統治する国家。外来のミタンニ人が、先住のフルリ人やアムル人と条約を結びながら、統治を行なっていた。前15世紀にはエジプトやヒッタイトと並び繁栄したが、前14世期ヒッタイトに敗れ、のちアッシリアに併合された。
オリエントと地中海世界
古代オリエント世界
インド=ヨーロッパ語系民族の進出
古バビロニア王国が滅んだあとには、東方山地よりインド=ヨーロッパ語系の別の派であるカッシート人が侵入し、王国(バビロン第3王朝)をたててメソポタミア南部を約400年間支配した。また他の一派はフルリ人とともにミタンニ王国を形成し、紀元前15世紀から次の世紀の半ばまで、メソポタミア北部から北シリアにかけて強い勢力を張った。
アッシリア
セム語系のアッシリア人は 紀元前15世紀に一時ミタンニに服従したものの、やがて独立を回復し、紀元前12世紀に東地中海全域を襲った民族大移動で、旧勢力(ヒッタイト、古バビロニア、エーゲ文明など)が衰亡したあとをうけて強大な軍事国家となった。
同義語
ミタンニ