リリウオカラニ Liliuokalani( A.D.1838〜A.D.1917)
ハワイ王国最後の女王(在位1891〜1893)。1891年にハワイ王朝の権威復活をめざして新憲法を発布するが、93年の親アメリカ系白人のクーデタで退位を余儀なくされ、カメハメハ朝は滅んだ。代表的なハワイ民謡「アロハオエ」の作詞者でもある。
リリウオカラニ
ハワイ王国最後の女王(在位1891〜1893)。1891年にハワイ王朝の権威復活をめざして新憲法を発布するが、93年の親アメリカ系白人のクーデタで退位を余儀なくされ、カメハメハ朝は滅んだ。代表的なハワイ民謡「アロハオエ」の作詞者でもある。
最後のハワイ王。ハワイの民謡「アロハオエ」作詞者。カメハメハ1世(1758?〜1819)が諸島を統一、3世(1813?〜1854)が憲法制定したハワイ王国は、米系移民に政治経済を握られるようになる。女王は即位と同時に民族主義的姿勢を強め、米海兵隊派兵をともなう米系移民の反乱により1893年に退位した。
帝国主義とアジアの民族運動
世界分割と列強対立
太平洋諸地域の分割
アメリカ合衆国は1898年アメリカ=スペイン戦争の結果、スペインからフィリピン・グアムを獲得した。ハワイは18世紀末にカメハメハ朝 Kamehameha (1795〜1893)が統一王国をたてたが、欧米人の進出にともない1840年には立憲君主制をしいた。アメリカからハワイ島に渡ったサトウキビ業者などの策謀により、1893年リリウオカラニ女王 Liliuokalani (位1891〜93)は退位させられ、その後、98年に合衆国に併合された ❶ 。