ヴィシュヌ
ヴィシュヌ ©Public Domain

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ヴィシュヌ
ヒンドゥー教の神。ブラフマーシヴァとともにトリムルティの1柱を成す重要な神格であり、特に ヴィシュヌ派では最高神として信仰を集める。
青い肌の色で、4つの腕。下の左手にはパドマ、下の右手にはカウモーダキー、上の左手にはパーンチャジャニヤ、上の右手にはスダルシャナ・チャクラを持つ。
通常彼の配偶神であるラクシュミーが一緒に描かれる。

ヴィシュヌ

歴史

ヴェーダ時代

紀元前2000年頃のリグ・ヴェーダに含まれる1028の賛歌の内、ヴィシュヌに捧げられたものは5つにとどまる。ヴィシュヌはブラーフマナ(紀元前900-500年)で言及され、それ以降存在感を増していき、やがてブラフマンと同等の最高位の神格として信仰を集めるようになった。

ヴィシュヌ神はヴェーダの宗教では太陽神のひとつにすぎなかったが、ヒンドゥー教では宇宙を創造し保持する神、慈悲の神徒される。また多くの名で呼ばれるが、これは地方的に信仰を集めていた神がヴィシュヌ神と同一視された結果である。この神はまたさまざまな姿をとって地上世界を救うとみられていた。そうした化身のなかには他民衆の信仰を集めていたクリシュナ神、『ラーマーヤナ』の英雄ラーマがおり、仏教の開祖ブッダまでが化身のひとりとされている。これらの神々に祈りを捧げることはヴィシュヌを拝むことになるのである。

Wikipedia

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