三雲南小路遺跡 弥生時代
三雲南小路遺跡は、福岡県糸島市にある伊都国の遺跡。伊都国王の墓とも言われる巨大墳丘墓。市内の細石神社の裏手に所在する。 周溝を持つ墳丘墓で、甕棺墓 2器を持つ弥生時代の王墓である。
三雲南小路遺跡
この遺跡は江戸時代終わりごろに発見され(1号甕棺)、出土品のうち銅鏡1面と銅剣1本が博多の聖福寺に伝えられ国の重要文化財に指定されています。
最初の発見から150年後の昭和50年(1975)、新たに2号甕棺が発見され、銅鏡22面以上、ヒスイ製勾玉、ガラス製勾玉、管玉、金銅製の四葉座飾金具などが出土しています。
墳丘は弥生時代の中期後半(約2000年前)に造られたと推定され、豪華な副葬品や墳丘の大きさから伊都国王の墓であると考えられています。
現在、遺跡は埋め戻されていますが、説明板が設置されており、出土品の一部は近くの伊都国歴史博物館に展示されています。
参考 糸島市観光協会
出土品
三雲南小路遺跡1号甕棺墓出土金銅四葉座飾金具(左上)
三雲南小路遺跡1号甕棺墓出土ガラス壁(右上)
三雲南小路遺跡2号甕棺墓出土ガラス製垂飾と硬玉勾玉(右下)
三雲南小路遺跡1号甕棺墓出土ガラス壁(右上)
三雲南小路遺跡2号甕棺墓出土ガラス製垂飾と硬玉勾玉(右下)
伊都国歴史博物館
福岡県糸島市井原916
092-322-7083