サン・フランチェスコ聖堂
フランシスコ会創始者アッシジのフランチェスコの遺骨を埋葬するサン・フランチェスコ聖堂は1228年の建立で、イタリア・ゴシック様式初期の代表作である。また、1239年にはルネサンスを代表するジョット・ディ・ボンドーネによる、28場面の「聖フランチェスコの生涯 Storie di san Francesco」、下堂にはマチブーエの「玉座の聖母と4人の天使と聖フランチェスコ」のフレスコが残っている。世界遺産「アッシジ、フランチェスコ聖堂と関連修道施設群」のひとつ。
サン・フランチェスコ聖堂
聖堂は、町の北西の斜面の上に建ち、斜面を有効に利用するため建物は上下二段に分かれている。上堂部分はゴシック様式、下堂の部分はロマネスク様式と異なっている。聖堂にはチマブーエ、ジョット・ディ・ボンドーネ、マルティーニなどの画家の手になるフレスコが多数描かれ、上堂内部はルネサンス初期の画家ジョット・ディ・ボンドーネによる聖人フランチェスコの生涯、28の場面を描いたフレスコ画が、また下堂にはマチブーエの『玉座の聖母と4人の天使と聖フランチェスコ』がそれぞれ一番の見所である。1997年9月26日に発生したウンブリア・マルケ地震で聖堂の建物は大きく損傷してしまったが、ボランティアによる修復工事などにより、2000年にはほぼ元の形にもどった。
ジョット・ディ・ボンドーネが描いた『小鳥への説教』。フランチェスコが小鳥へ説教する伝説の場面を描いたものである。
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