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宮城事件きゅうじょうじけん （八・一五事件）　

1945年8月14日の深夜から15日。一部の陸軍省勤務の将校と近衛師団参謀が中心となって起こしたクーデター未遂事件。
日本の降伏を阻止しようと企図した将校達は近衛第一師団長森赳中将を殺害、師団長命令を偽造し近衛歩兵第二連隊を用いて宮城（皇居）を占拠した。しかし陸軍首脳部及び東部軍管区の説得に失敗した彼らは自殺もしくは逮捕され、日本の降伏表明は当初の予定通り行われた。

ヤルタ会談　1945年2月4日-11日。　第二次世界大戦 連合国 の主要3カ国 （アメリカ合衆国、イギリス、ソビエト連邦） 首脳会談。
場所: クリミア半島 ヤルタ
参加者: ヨシフ・スターリン、フランクリン・ルーズベルト、ウィンストン・チャーチル

ポツダム会談 Potsdam 1945年7月〜8月

ベルリン郊外のポツダムでトルーマン・チャーチル（政権交代により途中からアトリー）・スターリンが参加した米・英・ソの首脳会談。ドイツの戦後処理、日本の降伏条件や戦後処理など、大戦終結後の諸問題を討議した。

38度線　第二次世界大戦末期に朝鮮半島を横切る北緯38度線に引かれたアメリカ軍とソ連軍の分割占領ライン。1945年8月9日、大日本帝国に宣戦布告したソ連は満州と朝鮮半島北部に侵攻を開始し、アメリカはソ連軍が単独で朝鮮半島を占領する事態を防ぐため、ソ連に対し「北緯38度線で分割する」という案が画定され、ハリー・S・トルーマン大統領の承認を受けた。

大陸打通作戦　

1944年4月17日-1944年12月10日。日中戦争中、日本陸軍により中国大陸で行われた作戦。

ノルマンディー上陸作戦　

1944年6月6日-1944年7月中旬。第二次世界大戦（西部戦線）中、連合軍によって行われたドイツ占領下の北西ヨーロッパへの侵攻作戦。
戦争: 第二次世界大戦 （西部戦線）
場所: フランス　ノルマンディー
結果: 連合軍の勝利
交戦: 連合軍 対 ドイツ国

バグラチオン作戦　1944年6月22日-1944年8月19日。第二次世界大戦（独ソ戦） 中、ベラルーシで開始された赤軍のドイツ軍に対する最大の反撃作戦の名称。この作戦の結果､長期戦により兵力を消耗していたドイツ軍は、赤軍の電撃戦に敗走を重ね、同年7月末までには独ソ戦開始時の国境付近まで押し戻されることとなった。
場所: ソ連 ベラルーシ
戦争: 第二次世界大戦（独ソ戦）
勝利: 赤軍
交戦: ドイツ国 対 ソビエト連邦
結果: ソ連軍の勝利、ソ連領のドイツ軍のほぼ駆逐

バルジの戦い　

第二次世界大戦における、西部戦線においてアルデンヌで行われたナチス・ドイツのドイツ国防軍とアメリカ軍を主体とする連合軍との戦闘の名称。
戦争: 第二次世界大戦 （西部戦線）
年月日: 1944年12月16日 – 1945年1月25日
場所: ベルギー・ルクセンブルグ、アルデンヌ高地
交戦: ドイツ国 対 連合軍 （アメリカ合衆国、イギリス、カナダ）
結果: 連合軍の勝利

レイテ沖海戦　1944年10月23日から同25日。日本がはじめて神風特別攻撃隊による攻撃をおこなったが、大敗し日本海軍壊滅する。
戦争: 太平洋戦争 / 大東亜戦争
場所: フィリピン周辺海域 （主にレイテ湾）
交戦: 大日本帝国 対 連合国 軍 （アメリカ合衆国・オーストラリア）

1943年1月14日 – 1943年1月23日

場所: モロッコのカサブランカ

参加者: アメリカ大統領 フランクリン・ルーズベルト, イギリス首相 ウィンストン・チャーチル

ワルシャワ・ゲットー蜂起　

1943年4月-1945年5月　ワルシャワ・ゲットーのユダヤ人レジスタンスたちが起こしたナチス・ドイツに対する武装蜂起。
戦争: 第二次世界大戦 （東部戦線）
場所: ポーランド ワルシャワ・ゲットー
交戦: ドイツ軍 対 ユダヤ人レジスタンス
結果: ドイツ軍の勝利

プロホロフカの戦い　

1943年7月12日。第二次世界大戦の東部戦線（独ソ戦）においてドイツ国防軍第4装甲軍とソビエト赤軍第5親衛装甲軍との間に行われた戦い。装甲部隊同士の激突は、歴史上、もっとも大きな戦車戦の1つ。
戦争: 第二次世界大戦 （独ソ戦）
場所: ソ連 プロホロフカ
交戦: ドイツ国 対 ソビエト連邦
結果: ドイツ軍の戦略的失敗

テヘラン会談　1943年11月〜12月

イランのテヘランでローズヴェルト・チャーチル・スターリンが開いた首脳会談。中心議題は第二戦線の問題で、米英両国が1944年5月を期限に北フランス上陸作戦実行を約束した。また、ソ連の対日参戦でも合意した。

ABCD包囲網とはアメリカ合衆国（America）、イギリス（Britain）、中華民国（China）、オランダ（Dutch）による軍事的、経済的封鎖の包囲網が作られたとする当時の日本国政府による呼称。
この対日政策が、経済制裁か経済封鎖かについては、研究者間でも一定していない。

枢軸国すうじくこく　第二次世界大戦時に連合国 と戦った諸国を指す言葉。ドイツ、日本、イタリア、フィンランド、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリア、タイなどソビエトを脅威と捉えていた反共主義国家が多く、連合国 が承認していない国家としては、フィリピン第二共和国、ビルマ国、スロバキア共和国、クロアチア独立国、満洲国、中華民国南京政府などがある。

ビッグスリー
第二次世界大戦 連合国 側の ヤルタ会談に出席したビッグスリー。

• ヨシフ・スターリン （ソビエト連邦 最高指導者）
• フランクリン・ルーズベルト （アメリカ合衆国 大統領）
• ウィンストン・チャーチル （イギリス 首相）

連合国 （協商国） The Entente Powers(The Allies）

連合国 共同宣言に署名した国。第一次世界大戦のおける連合国 （協商国） は、中央同盟国を相手に戦い、第二次世界大戦における連合国 は、枢軸国を相手に戦った。

第一生命館

かつて東京都千代田区有楽町 日比谷濠ひびやぼり に面してあった建築物。第二次世界大戦中は東部軍管区司令部が置かれ、敗戦後は一時GHQ本部として占領、使用された。

フアン・カルロス1世（スペイン王） Juan Carlos（ A.D.1938〜）

スペイン（第3次王政復古）ボルボン朝初代国王（在位1975〜 2014）。即位以前の1962年にパウロス1世（ギリシャ王）の王女ソフィアと結婚。現国王フェリペ6世（スペイン王）の父。

二・二六事件

国際連盟脱退

ニューディール New Deal

1930年代、世界恐慌対策としてフランクリン＝ローズヴェルト政権が実施した政策の総称。「新規まき直し」といった意味で、ローズヴェルトが大統領選挙で掲げたスローガン。連邦政府の権限を強化し、積極的な経済統制をはかり、従来の自由放任政策を転換した。

血盟団事件 けつめいだんじけん

1932年、血盟団員による前蔵相井上準之助いのうえじゅんのすけ（2月）、団琢磨だんたくま（3月）の暗殺事件をいう。血盟団は井上日召いのうえにっしょうを中心とする右翼団体。一人一殺主義で、政・財界の要人暗殺を企図した。

五・一五事件

1932年5月15日、海軍青年将校を中心とするクーデタ。陸軍士官学校生徒、右翼団体の愛郷塾も事件に参加した。首相官邸・警視庁・日本銀行を襲い、犬養首相を射殺した。政党内閣に終止符が打たれた。

ブロック経済 bloc economy

本国と海外植民地・自治領などが、排他的な経済圏を形成すること。他国製品には高率の関税をかけるなどの保護貿易政策をとる。イギリスがスターリング＝ブロックを形成したのが始まり。仏・米・独・日などもこれにならう。自由貿易を破壊し、ブロック間摩擦をうみ、第二次世界大戦の遠因となった。

政党内閣の崩壊

1930年代、ロンドン軍縮問題、満蒙問題の切迫、農村の疲弊など内外の危機に触発され、青年将校や民間の国家主義団体による国家改造運動が活発化。元老・政党・財閥の支配層が国家の危機と国民の窮状をよそに、私利私欲・党利党略にふけっているとして、直接の実力行動によって打倒しようと計画するようになった。

恐慌からの脱出

三月事件

1931年3月、橋本欣五郎ら桜会が中心に計画したクーデタ。政党内閣を倒し、宇垣一成うがきかずしげの軍部内閣を樹立する構想で、未発に終わった。

十月事件

1931年10月、桜会の橋本欣五郎らを中心に、大川周明らが加わり、満州事変に呼応するクーデタを計画。若槻首相・幣原外相らを殺害、陸軍中将荒木貞夫を首相に、橋本内相・大川蔵相という軍部政権を構想したが、未然に発覚した。

ソーシャル＝ダンピング

日本の企業が労働者の賃金を不当に低くおさえ、それによって安い製品を生産して輸出することは、日本の社会が不当に安い価格で投売り（ダンピング）しているのと同じだという意味。

転向の時代

国家権力が加える暴力や圧迫による社会主義・共産主義の放棄
自由主義・民主主義的な学問への弾圧強化

協調外交の行き詰まり

満州事変

インド民族運動の展開

北伐と国共分離

1925年7月、国民党は広州において革命政府としての国民政府を樹立した（広東国民政府）。国民革命実現のために北方軍閥政府打倒の軍事行動（北伐・総司令：蒋介石）をおこした。

政党政治の展開

護憲三派内閣の成立

山東出兵と張作霖爆殺事件

ロカルノ体制と国際協調

• ロカルノ条約 1925
  • 提唱者：独外相シュトレーゼマン
  • 締結国：英・仏・独・伊・ベルギー・ポーランド・チェコスロヴァキア
  • ラインラントの現状維持と相互不可侵、ヨーロッパの集団安全保障体制 → 独、国際連盟加盟
• 不戦条約（ブリアン・ケロッグ条約） 1928
  • 提唱者：仏外相ブリアン、米国務長官ケロッグ
  • 締結国：米・英・仏・日など15カ国。後63カ国
  • 紛争解決の手段としての戦争を否定
• ロンドン海軍軍縮条約 1930
  • 提唱者：英首相マクドナルド
  • 締結国：米・英・日（仏は不参加、伊は脱退）
  • 補助艦の保有率をほぼ米10：英10：日7に定める

ラパロ条約 Rapallo A.D.1922〜A.D.1922

ヴェルサイユ体制下で国際的に孤立するドイツとソヴィエト政権が締結した条約。相互に賠償請求権を放棄し、外交関係を回復、最恵国待遇通商関係の促進を定めた。ドイツの修正主義外交の一環。

ソ連と一国社会主義

1924年にレーニンが死去すると共産党指導部内の対立が激化。スターリンは、トロツキーの世界革命論に対抗して、世界革命がなくてもソ連一国で社会主義を実現できるとする一国社会主義論を提起。この新しい指針は消極的な世界革命待機論にあきたらなかった若手党員層や労働者層を活気づけ、支持を高めた。

協調外交の展開

社会主義運動の高まりと分裂

ソヴィエト社会主義共和国連邦（ A.D.1922〜A.D.1991）

ロシア・ウクライナ・ベラルーシ・ザカフカースの4共和国が結成した連邦国家。1922年12月、第1回全連邦ソヴィエト大会で成立が宣言された。その後、ロシアから独立したウズベク・キルギス両共和国が加わるなど、最終的に15共和国の連合に拡大した。

ネップとソ連の成立

ワシントン体制

• ワシントン会議：1921〜22
  • 四カ国条約：1921　英・仏・米・日
  • 九カ国条約：1922　英・仏・米・日・伊・蘭・中・ポルトガル・ベルギー
  • 海軍軍備制限条約：1922　米・英・日・仏・伊