飛鳥の朝廷
このページの使い方
- この「日本史まとめ」カテゴリのページは、単語を伏字を利用しています。●●●部分(伏字)をクリックすると単語が表示されます。再度クリックすると伏字に戻ります。
- その他重要な単語は赤字で表示しています。
飛鳥の朝廷
飛鳥の朝廷と文化
1 飛鳥文化
7世紀前半、飛鳥地方を中心に展開した日本最初の仏教文化
背景:推古朝の仏教興隆政策に基づき、厩戸王(聖徳太子)や蘇我氏など有力豪族が仏教を積極受容
- 寺院建築 古墳に代わり寺院が権威の象徴(各豪族が氏寺を建立)
- ①●●●寺:蘇我馬子が創建、日本初の本格的伽藍
- ②百済大寺:舒明天皇の創建との伝承
- ③厩戸王(聖徳太子)。創建の寺院
- ●●●寺:●●●跡の発見で焼失後の再建説が有力
- ●●●寺:物部守屋との戦いに勝利して創建と伝承(大阪市)
- 中宮寺:太子の母の宮跡を寺院に改築
- ④●●●寺:秦河勝が創建、秦氏の氏寺(京都太秦)
伽藍配置の変遷は塔と金堂の位置に注目
時代とともに塔の重要性が後退し、代わって金堂が中心となる。飛鳥時代はその過渡期にあたる。
- 塔 本来は仏舎利(釈迦の遺骨)を埋納する施設であったが、しだいに装飾化
- 金堂 寺院の本尊(仏像など)を安置する施設
- 仏像彫刻 中国南北朝時代の影響が大きい
- ①●●●様式:整った男性的な顔立ち 法隆寺金堂釈迦三尊像、仏師●●●作飛鳥寺釈迦如来像(俗称:飛鳥大仏)、仏師鞍作鳥作法隆寺夢殿久世観音像(明治時代にフェノロサらが調査)
- ②●●●様式:柔和で女性的な顔立ち 広隆寺●●●(弥勒菩薩像)、●●●寺半珈思惟像(弥勒菩薩像)、法隆寺百済観音像
- 仏教研究 『三経義疏』:厩戸王が法華経など3つの代表的な経典の注釈書を撰集したとされるが諸説あり
- 絵画・美術工芸
- ①法隆寺●●●:須弥座に「捨身飼虎図」など、釈迦前世の説話を描く
- ②中宮寺天寿国繡帳:厩戸王の妃の命で、天寿国の様子を刺繍で表現
2 飛鳥文化の国際性
ギリシア・ローマ・ササン朝などの影響
- 忍冬唐草模様:古代エジプトに始まり、ギリシア・ローマを経てササン朝〜中国西域〜日本に伝播(法隆寺金堂など)*忍冬はスイカズラのこと
- 獅子狩文様錦(法隆寺蔵):西アジアに見られる狩人と獅子の図案化
- エンタシス:法隆寺などに見られる柱の中程のふくらみ(古代ギリシア建築様式の影響)
3 技法の伝播
- 高句麗僧の●●●が、紙・墨・絵具などを伝えたと伝承
- 百済僧の●●●が、暦(暦法)を伝えたと伝承