東アジア諸国との交渉
東アジア諸国との交渉
1 大陸情勢
- 中国:三国 晋 (周辺民族侵入)五胡十六国 南北朝時代 支配力低下
- 朝鮮半島
- ①北部:●●●が巨大化、313年に楽浪郡を滅ぼす
- ②南部:4世紀、馬韓から●●●、辰韓から●●●が建国、弁韓 ●●●諸国は小国連合が続く
加耶(加羅)諸国を『日本書紀』では任那と呼ぶ
2 大陸との交渉
- 倭の加耶進出
倭は●●●資源を求め、加耶諸国に進出 - 高句麗の南下
南下を進める高句麗と倭が交戦 高句麗の都の丸都(現中国吉林省)の●●●に記述あり
史料チェック: 高句麗「好太王碑」碑文
「百残・新羅は旧是属民なり。由来朝貢す。而るに倭、辛卯の年(●●●年)よりこのかた、海を渡りて百残を破り新羅をし、以て臣民と為す。」 - 高句麗などから騎馬技術が伝来(中期古墳の軍事的性格に影響か)
*一部で騎馬民族征服王朝説の学説あり - 中国大陸(南朝)との交渉
- ①「倭の五王」 讃、珍、済、興、●●●が5世紀初めから南朝に朝貢
- ②目的:朝鮮半島における倭の外交・軍事上の立場を有利にするため
- ③済は允恭天皇、興は安康天皇、武は●●●天皇に比定、讃と珍は諸説あり
史料チェック: 倭王武の上表文
「 興死して弟武立つ。自ら、 諸軍事 安●●● 倭国王と称す。順帝の昇明二年(●●●年)、使を遣わして上表して曰く、「封国は偏遠にして、藩を外に作す。昔より祖禰躬ら甲冑を擐き、山川を跋渉して寧処に遑あらず。 」と。(『宋書』倭国伝)」