ウシュマル メソアメリカ文明
ウシュマル 魔法使いのピラミッド @Wikipedia

ウシュマル


ウシュマル  
ユカタン半島北部に700年ごろ建設され、約25000人が住んでいた。チチェン・イッツアなどとともに政治的中心地の一つ。現存する「占い師のピラミッド」「尼僧院」「総督の館」などは高度なマヤ建築の水準を示している。
メキシコの世界遺産「古代都市ウシュマル」に登録されている。

ウシュマル

総督の館

壮大な基壇の上に長いがそれほど高くない建造物が建てられている。これは、コロンブス到着以前のメソアメリカでは、最長の外観をほこる建造物である。

魔法使いのピラミッド

ウシュマル
ウシュマル 魔法使いのピラミッド Source: Wikipedia

高さ36.5メートルの巨大なピラミッドの土台は楕円形に近い形で、長さが73メートル、幅が36.5メートルある。急傾斜で有名な118段の階段を上ると、頂上には神殿がある。このピラミッドはいくつかの点で通常ではない良好な状態の建造物である。テオティワカンのピラミッド等と同じで小さな神殿が順次大きな神殿へと拡大された。伝説では、魔法使いの老婆が暖めた卵から生まれてきた小人が、超自然的な力で一夜のうちに造ったというマヤの伝説から、「小人のピラミッド」とも言われている。

尼僧院

ウシュマル
ウシュマル遺跡の「尼僧院」の一部。フレデリック・キャザウッドの石版画 ©Public Domain

内面と外面に精巧で美しい彫刻が施されたウシュマルにあるいくつかの中庭を方形の回廊状に囲む良好に残された建造物の中でもっともすばらしい建物である。なお、尼僧院とはスペイン人によってつけられたあだ名で、実際には支配者の宮殿と考えられる。

大球戯場

メソアメリカ独特の球戯が行われた場所で、901年にチャン=チャク=カクナル=アハウという王によって奉献されたという銘文が刻まれている。

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