アラリック1世
アラリック1世 ©Public Domain

アラリック1世 (360年〜410年)  西ゴート族の王。在位395‐410年。ローマ帝政末期の政治的・軍事的混乱期に多数の帰服民を含む雑多な蛮族集団を率い、食糧と定住地を求めて帝国の領内を放浪しギリシアやイタリアの諸都市を荒廃させた。ときには皇帝の同盟軍としても行動したがしばしば東西両帝国の不和に乗じて官位や金銀を要求し、また要求の実現のため対立皇帝をも擁立した。410年には三たび都府ローマに攻め入って大規模な略奪を行い人々を恐怖に陥れた後帝国の穀倉地アフリカへ渡ろうとして果たせず南イタリアで没した。

参考 世界大百科事典