バラモン教 古代オリエント インド・ヨーロッパ語族 の移動 インド・ヨーロッパ語系民族の進出
古代オリエント インド・ヨーロッパ語族の移動 紀元前2000年紀
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インド=ヨーロッパ語族

ヨーロッパのゲルマン語派・イタリック語派・スラヴ語派・ケルト語派・ヘレニック系語派・アジアのインド=イラン語派などを包摂する一大語群

インド=ヨーロッパ語族

インド=ヨーロッパ語系民族の進出
オリエントと地中海世界 ©世界の歴史まっぷ

インド=ヨーロッパ語族:ヨーロッパのゲルマン語派・イタリック語派・スラヴ語派・ケルト語派・ヘレニック系語派・アジアのインド=イラン語派などを包摂する一大語群

インド=ヨーロッパ語系:広くインドからヨーロッパに分布するインド=ヨーロッパ語族に属する言語を話す人々。ヒッタイト人やイラン人が代表。18世紀にサンスクリット語とヨーロッパ系言語が類似することがわかり研究が始まった。

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オリエントと地中海世界

古代オリエント世界

インド=ヨーロッパ語族の進出

現住地とされる中央アジアや南ロシアより紀元前2千年紀諸島に移動を開始したインド=ヨーロッパ語系民族は、他の民族(民族系統不明のフルリ人も、この時期に東方より北メソポタミアに進出し、その後各地に広がって、インド=ヨーロッパ語系の民族がたてた諸公国の人口の重要な部分を占めるようになった。)も巻き込んでオリエントに波状的に侵入した。馬(オリエント世界に初めて登場)にひかせた戦車で編成された彼らの軍隊は、そのすぐれた機動力をいかして先住民を次々に撃破し、各地に征服国家をたてた。これによって、エジプトも含めてオリエントの各地方の接触が促され、ひとつの世界としての古代オリエントが形成される道がひらけた。

民族系統不明のフルリ人も、この時期に東方より北メソポタミアに進出し、その後各地に広がって、インド=ヨーロッパ語系の民族がたてた諸王国の人口の重要な部分を占めるようになった。
まず紀元前19世紀ころに小アジアのアナトリア高原に移動した一派は、先住民族を従えてヒッタイト王国をたてた。紀元前1650年ころにはハットゥシャを都とする強力な帝国に成長し、紀元前16世紀のはじめには古バビロニア王国と争ってこれを滅ぼした。最盛期は紀元前14世紀で、南進してミタンニ・エジプトと抗争した。なかでも紀元前13世紀の初頭、北進してきたエジプト新王国ラメセス2世と、シリアの覇権をめぐって争ったカデシュの戦いは有名である。彼らが軍事的に強大化したのは、馬と戦車に加えて鉄製武器を使用した事による。紀元前12世紀初めに、当時東地中海全域を巻き込んだ民族大移動の波の中で、バルカン方面から来襲した民族によって滅ぼされたが、これ以降、それまでヒッタイトに独占されていた製鉄技術が、オリエント各地に普及するようになった。

古バビロニア王国が滅んだあとには、東方山地よりインド=ヨーロッパ語系の別の派であるカッシート人が侵入し、王国(バビロン第3王朝)をたててメソポタミア南部を約400年間支配した。また他の一派はフルリ人とともにミタンニ王国を形成し、紀元前15世紀から次の世紀の半ばまで、メソポタミア北部から北シリアにかけて強い勢力を張った。こうしてオリエントでは紀元前2千年紀の半ばに、エジプトの新王国も含めて諸王国が並立する複雑な政治状況が生まれたが、その後、紀元前1200年前後に上に記した民族大移動の波が東地中海地方を襲うと、混乱はさらに大きなものとなった。しかしやがて、その中から新たな勢力が台頭し、オリエント世界の新しい秩序が形づくらてていくのである。

インド=ヨーロッパ語系民族の進出
古代オリエント 紀元前2000年紀
インド=ヨーロッパ語系民族の進出
古代オリエント 紀元前1200年頃

インド=ヨーロッパ語系民族の進出
古代オリエント 紀元前1200年頃 2

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インド=ヨーロッパ語系諸族

インド=ヨーロッパ語族に属する言語を話す諸民族を一括していう。その発生時期,文化の内容は,推定されたインド=ヨーロッパ諸語の共通基語によって想定されている。それらの基語によれば,その発生期においては,父を中心とした家族制度をもち,天神崇拝の宗教,牛馬,犬,豚などの家畜を所有していたことがわかり,発生時期は,まだ鉄器を使用しない新石器時代に属したことが判明している。しかし,これらの民族の発生地がどこであるかについては,アジア説,ヨーロッパ説があって,定説は確立されていない。また諸民族間における文化の単一性も否定される場合がある。推定の基礎とした語彙も,断片的なものが収集されているにすぎず,詳細は言語学,先史考古学,人類学の解明にまたねばならない。近年のインド=ヨーロッパ比較神話学の成果によれば,祭政,軍事,豊穣の3つの社会的機能に分れる神界の構造が共通している。

アーリヤ人

インド=ヨーロッパ語系諸族と同義に用いられることもあるが,正確には,インド=ヨーロッパ語系諸族の一派でインドとイランに定住した民族。アーリアとはサンスクリット語の「高貴」の意からきている。現在では,アーリアはインド=アーリア語派のように言語とその言語集団についてのみ使用される。アーリヤ人の祖先は中央アジアで遊牧生活を営んでいたが,前 2000年頃からその一部が南下してアフガニスタンに入り,カブール渓谷を通ってインダス川上流地方に侵入,インダス文明をつくった先住民に代り,またこの文明を部分的に取入れて定住農耕生活に入った。その一部は前 1000年頃東のガンジス川流域に侵入,先住民を征服してこれと混血し,のちのインド文明発展の主役となった。中央アジアからイラン高原に侵入した一部はのちのペルシア文明を発展させた。形質的にはコーカソイドに属する。

インド=ヨーロッパ語族の移動

インド=ヨーロッパ語族 の移動
インド=ヨーロッパ語族の移動

紀元前2000年頃、中央アジアから各地に移動

ヒッタイト

  • オリエント世界ではイランや小アジアのあたりに定住
  • ヒッタイトははじめて鉄器を使用したことで、軍事的にとても強く、古バビロニアを滅ぼす。

ヒクソス

セム語族
言語の分化地図 ©世界の歴史まっぷ

語族

インド=ヨーロッパ語族ヨーロッパのゲルマン語派・イタリック語派・スラヴ語派・ケルト語派・ヘレニック系語派・アジアのインド=イラン語派などを包摂する一大語群
インド=ヨーロッパ語系広くインドからヨーロッパに分布するインド=ヨーロッパ語族に属する言語を話す人々。ヒッタイト人やイラン人が代表。18世紀にサンスクリット語とヨーロッパ系言語が類似することがわかり研究が始まった。
ウラル語族ウラル山脈の西側を現住地とする言語集団。ハンガリー語・フィンランド語・エストニア語など
アルタイ語族ユーラシア大陸のアジア地域に広がるトルコ語・モンゴル語・ウイグル語・ツングース語など。日本語と朝鮮語を含める説もあるが、異論もある。
シナ=チベット語族中国大陸を中心に、東アジアと東南アジア地域に分布する語族。東方の漢語・タイ語や、西方のチベット語・ビルマ(ミャンマー)語がある。
オーストロネシア語族マレーシア(ムラユ)語・インドネシア語・タガログ語など
オーストロアジア語族ベトナム語・クメール(カンボジア)語・モン語など
ドラヴィダ語族タミル語など、現在、南インドでもちいられる言語集団。
アフロ=アジア語族西アジアから北アフリカ地域で使われている語群の総称。セム語派とエジプト語派、チャド語派など
セム語派アッカド語・バビロニア語・アッシリア語・アラム語・フェニキア語・ヘブライ語・アラビア語など
エジプト語派古代エジプト語およびその系統を直接引いたコプト語が該当する
アフリカ諸語少なくとも総数800から1000を数えるアフリカの諸語。フルフルデ(フラニ)語・スワヒリ語・ハウサ語・バントゥー諸語・コイサン諸語など
アメリカ諸語イヌイット語・アサヴァスカ諸語(ナヴォホ語など)・マヤ諸語・ケチュア語など
言語の系統分類で設定した集団概念。19世紀の言語学による区分であり、人種・民族ともに、ある時代の学問が時代環境に大きく影響されて作りあげられた一例である。
同義語
インド=ヨーロッパ語, インド・ヨーロッパ語
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