ウェストミンスター寺院 (ウェストミンスター・アビー) ノルマン征服によってイングランドを掌握したウィリアム1世(イングランド王)が1066年にここで戴冠して以降、歴代のほとんどの国王の戴冠式が行われてきた。戴冠の際に新王が着席する椅子は、修道院をつくったエドワード懺悔王にちなんで「エドワード王の椅子」と呼ばれている。13世紀にフランスのゴシック様式で改装されたため、英仏の様式を織り交ぜた建築となっている。中世以来の国王、政治家や戦没者、学者や作家が埋葬されており、アイザック・ニュートンやダーウィン、詩人ジェフリー・チョーサーや作家チャールズ・ディケンズなどの英国史上の偉人が眠る。世界遺産「ウェストミンスター宮殿、ウェストミンスター・アビーとセント・マーガレット教会」に登録。
ウェストミンスター寺院
イギリス王室の歴史を物語る建築物群
ノルマン征服(ノルマン・コンクエスト)によってイングランドにノルマン人が流入する前の11世紀中ごろ、エドワード王がこの地にウェストミンスター宮殿とウェストミンスター・アビー(修道院)を建てた。ウェストミンスター・アビー
ウェストミンスター・アビーではノルマン征服によってイングランドを掌握したウィリアム1世(イングランド王)が1066年にここで戴冠して以降、歴代のほとんどの国王の戴冠式が行われてきた。戴冠の際に新王が着席する椅子は、修道院をつくったエドワード懺悔王にちなんで「エドワード王の椅子」と呼ばれている。13世紀にフランスのゴシック様式で改装されたため、英仏の様式を織り交ぜた建築となっている。中世以来の国王、政治家や戦没者、学者や作家が埋葬されており、アイザック・ニュートンやダーウィン、詩人ジェフリー・チョーサーや作家チャールズ・ディケンズなどの英国史上の偉人が眠る。参考 きほんを学ぶ世界遺産100 世界遺産検定3級公式テキスト
11世紀にエドワード懺悔王が建設し、1245年、ヘンリー3世(イングランド王)により、フランスの建築家を招き、フランスのゴシック建築にならって改装を始めた。14世紀末までにおおよそ完成するが、墓所の増築や西側正面部分、塔など20世紀に至るまで長期間にわたり、時代によってさまざまな様式で増改築されている。
埋葬されている著名人
13世紀~18世紀のイギリスの王は、リチャード3世ら数人を除き、ほぼこの寺院に埋葬されている。身廊
- アイザック・ニュートン – 自然哲学者
- アーネスト・ラザフォード – 物理学者
- ウィリアム・トムソン – 物理学者
- クレメント・アトリー – 政治家、首相
- ジェームズ・クラーク・マクスウェル – 物理学者
- ジョージ・グラハム – 時計師
- ジョゼフ・ジョン・トムソン – 物理学者
- チャールズ・ダーウィン – 自然科学者
- チャールズ・ライエル – 地質学者
- デイヴィッド・リヴィングストン – 探検家、宣教師
- ベン・ジョンソン – 詩人
- ロバート・スチーブンソン – 技術者
北翼廊
- ウィリアム・グラッドストン – 政治家、首相
- 小ピット – 政治家、首相
- 大ピット – 政治家、首相
- ウィリアム・ウィルバーフォース – 政治家
南翼廊
- エイブラハム・カウリー – 詩人
- エドマンド・スペンサー – 詩人
- アルフレッド・テニスン – 詩人
- ウィリアム・コングリーヴ – 劇作家
- ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル – 作曲家
- サミュエル・ジョンソン – 文学者
- ジェフリー・チョーサー – 詩人
- ジョン・ゲイ – 詩人
- ジョン・ドライデン – 詩人、文芸評論家、劇作家
- ジョン・メイスフィールド – 詩人、作家
- チャールズ・ディケンズ – 小説家
- トーマス・ハーディ – 作家、詩人
- トーマス・パー – 152歳まで生きたとされる男性
- トーマス・マコーリー – 詩人、歴史家
- ラドヤード・キップリング – 児童文学者、詩人
- リチャード・ブリンズリー・シェリダン – 劇作家
- ローレンス・オリヴィエ – 俳優、映画監督
- ロバート・アダム – 建築家
- ロバート・ブラウニング – 詩人
参考 Wikipedia
20世紀の殉教者

ギャラリー




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