サン・ヴィターレ聖堂
547年に大司教マクシミアヌスが献堂した、聖ウィタリスの聖遺物を信仰するためのマルティリウム(殉教者記念礼拝堂)。八角形の集中式平面という特殊な平面構成を持ち、初期ビザンティン美術の美しいモザイク画が残る。内部の側面と壁のモザイクは旧約聖書を題材にし、中でも内陣のユスティニアヌス1世(東ローマ皇帝)と皇后テオドラの神々しいモザイクが有名。世界遺産「ラヴェンナの初期キリスト教建築物群」のひとつとして登録されている。
サン・ヴィターレ聖堂
近接して、ガッラ・プラキディア廟堂が建つ。
装飾
「サン・ヴィターレと司教エクレシウスを両脇に従えるキリスト」
司教エクレシウスはこの聖堂を建設した当時のラヴェンナの司教。
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ユスティニアヌス1世と随臣のモザイク
中央ユスティニアヌス帝の向かって左側が武官で、皇帝の隣にいるのが恐らくベリサリウス。向かって右側が聖職者で、皇帝の隣で十字架を持つのがマクシミアヌスである。両者に挟まれる半身のみの人物がユリアヌス・アルジェンタリウスではないかと考えられている。
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参考 Wikipedia