ジョット・ディ・ボンドーネ ( A.D.1266〜A.D.1337)
フィレンツェ共和国出身の画家・建築家。中世のゴシック絵画の完成者であり、ルネサンス絵画の先駆者でもある。アッシジのサン・フランチェスコ聖堂の壁画を始めとする彼の多くの作品は、人間性と宗教性を融合した絵画の新しい表現様式をつくりだした。スクロヴェーニ礼拝堂のフレスコ壁画は、初期ルネサンス絵画の傑作。三次元的陰影で人物を描き、遠近法を用いている。
ジョット・ディ・ボンドーネ
イタリア・ルネサンスの先鞭
画家・建築家。スクロヴェーニ礼拝堂の装飾は、初期ルネサンス絵画の傑作。三次元的陰影で人物を描き、遠近法を用いている。
代表作
スクロヴェーニ礼拝堂の装飾画
ジョットの代表作は1305年に完成したパドヴァのスクロヴェーニ礼拝堂の装飾画である。この一連のフレスコ壁画は聖母マリアとイエス・キリストの生涯を描いたもので、初期ルネサンス絵画の中でも最高傑作のひとつといわれている。記録によればスクロヴェーニ礼拝堂の壁画を完成させたジョットは、1334年にフィレンツェからサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂に新しく建てられる鐘楼のデザインを任された。その他にジョットについて伝わっている記録はほとんどなく、生年月日、生誕地、死没地、風貌、徒弟期間、作品の依頼主、アッシジのサン・フランチェスコ聖堂のフレスコ画は本当にジョットの作品なのかなど、さまざまなことが論争になっている。
参考 Wikipedia
ジョットの鐘楼
ロベルト1世(ナポリ王)は1332年にジョットに年俸を与え、第一宮廷画家に任命した。1334年にジョットはサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の建築責任者に任命され、1334年7月18日から自身の名を冠して呼ばれるジョットの鐘楼の建築に着手した。しかしながらジョットが建築中途で死去したこともあり、ジョット自身が設計したデザインでは完成していない。
参考 Wikipedia
近代ヨーロッパの成立
ルネサンス
イタリア・ルネサンスの美術と天才たち
中世のゴシック絵画の完成者である ジョット・ディ・ボンドーネ(1266年頃〜1337年)は、またルネサンス絵画の先駆者でもある。アッシジのサン・フランチェスコ聖堂の壁画を始めとする彼の多くの作品は、人間性と宗教性を融合した絵画の新しい表現様式をつくりだした。