スーリヤヴァルマン2世 (11世紀〜1150頃)
真臘(カンボジア)のクメール王朝(アンコール朝)の王(在位1113頃〜1150)。クメール朝の最盛期を築いた。ヒンドゥー教のヴィシヌ神を信仰し、クメール美術の最高傑作「アンコール・ワット(寺院町の意)」を造営した。
スーリヤヴァルマン2世
クメール美術の最高傑作を造営
カンボジア、クメール朝の王。ヒンドゥー教のヴィシヌ神を信仰し、アンコール・ワット(寺院町の意)を建設。
アジア・アメリカの古代文明
東南アジアの諸文明
民族国家の形成
クメール人(カンボジア人)
クメール王朝(アンコール朝)はアンコール地方に都をおき、その領土はインドシナ半島の中部・南部のほぼ全域におよんだ。また神聖化された王権のもとで、王城やヒンドゥー教・仏教の大寺院がつぎつぎに建造された。
12〜13世紀にでたスーリヤヴァルマン2世とジャヤーヴァルマン7世の時代が最盛期であり、前者によってアンコール・ワット(都城寺院)が建造され、後者によってアンコール・トム(大都城, 最初の建設は9世紀末)が増築された(世界遺産:アンコール遺跡)。アンコール朝では治水・灌漑の技術が発達し、その結果としての農業生産の増大がこの王朝の繁栄を支えた。
しかし13世紀後半に衰退に向かい、14世紀後半にタイのアユタヤ朝に圧迫されて領土を失った。
クメール王朝(アンコール朝)はアンコール地方に都をおき、その領土はインドシナ半島の中部・南部のほぼ全域におよんだ。また神聖化された王権のもとで、王城やヒンドゥー教・仏教の大寺院がつぎつぎに建造された。
12〜13世紀にでたスーリヤヴァルマン2世とジャヤーヴァルマン7世の時代が最盛期であり、前者によってアンコール・ワット(都城寺院)が建造され、後者によってアンコール・トム(大都城, 最初の建設は9世紀末)が増築された(世界遺産:アンコール遺跡)。アンコール朝では治水・灌漑の技術が発達し、その結果としての農業生産の増大がこの王朝の繁栄を支えた。
しかし13世紀後半に衰退に向かい、14世紀後半にタイのアユタヤ朝に圧迫されて領土を失った。
世界遺産
アンコールの遺跡群