ピュー(驃) (紀元前200年頃〜9世紀頃)
ミャンマーのイラワディ川中流域に、ミャンマー人が南下する以前に存在した、チベット・ミャンマー語系のピュー(驃)人の国。9世紀頃パガン朝に駆逐・吸収された。仏教が盛んで、ボーボージー仏塔や宮殿跡など、ピュー人の城郭都市が世界遺産「ピュー古代都市群」に登録されている。
ピュー(驃)
7~9世紀にビルマ、エーヤワディー川流域のプローム地方に栄えた民族およびその国家。チベット=ビルマ系民族とする説が有力で、仏教とヒンドゥー教の重層信仰が行われていたとされる。ピュー族は3世紀までに東チベットから雲南を経て南下し、7世紀末までに建国、9世紀以後衰えた。代表遺跡はプローム地方のシュリークシェートラ遺跡。
参考 ブリタニカ国際大百科事典 小項目版 プラス世界各国要覧 2018
アジア・アメリカの古代文明
東南アジアの諸文明
民族国家の形成
ミャンマー
ピュー(驃)
ピュー人(ミャンマー)
ミャンマー人が南下する以前に、イラワディ川中流域にはチベット・ミャンマー語系のピュー(驃)人が、南部ミャンマーにはモン人が、それぞれ勢力を張っていた。(世界遺産:ピュー古代都市群)