プランバナン寺院群
ジャワ島中部にあるヒンドゥー教の遺構。シヴァ信仰を中心としたもので、9世紀後期の建築と推定されている。当初は広大な寺院建築群であったとみられているが、現在修復ないし復元されているのは、その中心部の石垣に囲まれた110m四方の区域のみである。主建築として東西の2列に3基ずつの祠堂が並び、その他の小祠堂を含めて、全体がジャワ随一の雄大な規模の建築群であったことを示している。
参考 Prambanan Temple Compounds – UNESCO World Heritage Centre
プランバナン寺院群
概要
寺院群のうち中心的存在であるプラバナン寺院は古マタラム王国のバリトゥン王(在位898年~910年)による建立と言われる。古マタラムの王宮もこのあたりにあったと考えられているが、伝染病が流行り10世紀ごろ遷都した。のちの1549年の地震で遺跡のほとんどが崩壊した。しばらく忘れ去られていたが、1937年から遺産の修復作業が行われている。プランバナン寺院群はヒンドゥー教の遺跡としてはインドネシア最大級で、仏教遺跡のボロブドゥール寺院遺跡群と共にジャワの建築の最高傑作の一つとされる。
ギャラリー
参考 Wikipedia