マヤ文明 (紀元前1000年頃〜17世紀)
マヤ文明は、ユカタン半島で、紀元前1000年頃から17世紀にかけて展開し、4世紀から9世紀に繁栄期をむかえた。ピラミッド状の神殿、二十進法、精密な暦法、絵文字などをもつ独自の文明が発達した。16世紀からスペイン人に侵略され、根強く反抗を続けたが1697年に全域が併合された。
マヤ文明
アジア・アメリカの古代文明
南北アメリカ文明
メソアメリカ文明
現在のメキシコ中央・南東部・グアテマラなど中央アメリカの一部に成立した高度な文明をメソアメリカ文明と呼ぶ。
マヤ文明
ユカタン半島にはマヤ文明が栄えた。4世紀から10世紀には、ティカル、コパン、パレンケなどに祭祀センターがつくられ、石造の階段ピラミッドや神殿が建造された。10世紀後半これらの祭祀センターは急速に衰退し、10世紀の終わりから12世紀にかけてユカタン半島北部のチチェン・イッツァ、マヤパン、イシュマルの都市同盟による新帝国が栄えた。
マヤ文明は金属器は知らなかったが、象形文字を使用し、独自の天文暦数を記し、ゼロの概念もとりいれた二十進法による計算をおこなっていた。
世界遺産「古代都市チチェン・イッツァ」に登録されている。