ふるり人 エジプト第2中間期 古代オリエント ヒクソス
古代オリエント 紀元前2000年紀 2

フルリ人


フルリ人 Hurrians
メソポタミア北部に居住していた、コーカサス諸語系の民族。馬を調教する技術をもっていたことが知られている。

フルリ人

メソポタミア北部に居住していた、コーカサス諸語系の民族。馬を調教する技術をもっていたことが知られている。

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オリエントと地中海世界

古代オリエント世界

オリエント世界の風土と民族
オリエントと地中海世界
オリエントと地中海世界 ©世界の歴史まっぷ

歴史時代に入ってからオリエント世界で活躍した民族は、セム語系かインド=ヨーロッパ語系に属するものが多いが、シュメール人やのちに現れるフルリ人・「海の民」のように、系統不明の民族も少なくない。

オリエント世界の風土と民族

インド=ヨーロッパ語系民族の進出
ふるり人 エジプト第2中間期 古代オリエント ヒクソス
古代オリエント 紀元前2000年紀 2

現住地とされる中央アジアや南ロシアより紀元前2千年紀諸島に移動を開始したインド=ヨーロッパ語系民族は、他の民族(民族系統不明のフルリ人も、この時期に東方より北メソポタミアに進出し、その後各地に広がって、インド=ヨーロッパ語系の民族がたてた諸公国の人口の重要な部分を占めるようになった。)も巻き込んでオリエントに波状的に侵入した。馬(オリエント世界に初めて登場)にひかせた戦車で編成された彼らの軍隊は、そのすぐれた機動力をいかして先住民を次々に撃破し、各地に征服国家をたてた。これによって、エジプトも含めてオリエントの各地方の接触が促され、ひとつの世界としての古代オリエントが形成される道がひらけた。

民族系統不明のフルリ人も、この時期に東方より北メソポタミアに進出し、その後各地に広がって、インド=ヨーロッパ語系の民族がたてた諸王国の人口の重要な部分を占めるようになった。

古バビロニア王国が滅んだあとには、東方山地よりインド=ヨーロッパ語系の別の派であるカッシート人が侵入し、王国(バビロン第3王朝)をたててメソポタミア南部を約400年間支配した。また他の一派はフルリ人とともにミタンニ王国を形成し、紀元前15世紀から次の世紀の半ばまで、メソポタミア北部から北シリアにかけて強い勢力を張った。

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