晏嬰 紀元前565年頃 – 紀元前500年。 斉(春秋)の政治家。霊公、荘公光、景公の3代に仕え、上を憚ることなく諫言を行った。名宰相として評価が高く、晏平仲、もしくは晏子と尊称される。国民の信望が厚く管仲と並ぶ斉の名宰相。
晏嬰
晏子春秋
晏子春秋は、晏嬰に関する言行録をまとめたもの。
1972年、中国山東省臨沂県銀雀山漢墓群で発見された「銀雀山漢簡」により、『晏子春秋』の成書年代は、戦国時代から秦朝末期の間と見られている。
故事成語
- 牛首馬肉(羊頭狗肉の語源) 内篇雑下第六第一章
- 二桃三士を殺す 内篇諌下第二第二十四章
- 晏子の御 内篇雑上第五第二十五章
- 益友(えきゆう) 内篇雑上第五第十二章
- 樽爼折衝(そんそせっしょう) 内篇雑上第五第十六章
- 折衝 内篇雑上第五第十六章
- 為す者は常に成り、行く者は常に至る 内篇雑下第六第二十七章
- 骸骨を乞う 外篇第八第二十章
- 南橘北枳 内篇雑下第六第十章
- 聖人も千慮に必ず一失あり、愚者も千慮に必ず一得あり 内篇雑下第六第十八章
- 傾城、傾国 内篇諫上第一第九章
- 社鼠(しゃそ) 内篇問上第三第九章
- 難に臨みてにわかに兵を鋳る 内篇雑上第五第二十章
- 衣は新に如くはなく、人は故に如くはなし 内篇雑上第五第五章
- 行いを省みる者は其の過ちを引かず 内篇雑上第五第二十四章
- 大山の高きは一石に非ず(泰山の高きは一石に非ず) 内篇諌下第二第十七章
- 中流砥柱(ちゅうりゅうしちゅう) 内篇諌下第二第二十四章
- 比肩随踵(ひけんずいしょう) 内篇雑下第六第九章
- 梧丘の魂(ごきゅうのこん) 内篇諌下第二第三章
- 君子独立影に慚じず、独寝魂に慚じず 外篇第八第四章
- 君子は己を知らざるに詘するも、己を知る者に信ぶ 内篇雑上第五第二十四章
- 宅を卜せず、隣を卜す(たくをぼくせず、となりをぼくす) 内篇雑下第六第二十二章
晏嬰が登場する作品
孫子兵法
孫正義やビル・ゲイツも愛読したビジネス戦略の礎となった古典、孫子兵法。諸葛亮孔明や曹操が戦略の根基とした無敵の兵法の誕生秘話をHDでドラマ化。
中国春秋時代の兵法書『孫子』を著したとされる思想家孫武の半生、紀元前500年頃の群雄割拠の時代を描いた物語。
孫子兵法 あらすじと登場人物 – 世界の歴史まっぷ
恕の人 -孔子伝-
生涯をかけて仁・義・礼・智・信の心を説き続けた孔子は、後に儒教、道徳の始祖と呼ばれる。
しかし、孔子は完璧な聖人でもなければ、超人でもない。国を転々とし、ついに大業を成し遂げることなく人生を終えた不遇の人なのである。
恕の人 -孔子伝- 登場人物とあらすじ – 世界の歴史まっぷ