シャンポリオン Champolion
A.D.1790〜A.D.1832
ファラオ名に注目して、ロゼッタ=ストーンに刻まれた神聖文字の解読に成功した。フランスのエジプト学者。
シャンポリオン
フランスのエジプト学者。ファラオ名に注目して、ロゼッタ=ストーンに刻まれた神聖文字の解読に成功した。
シャンポリオンによるヒエログリフの解読
1822年に、ジャン=フランソワ・シャンポリオンがヒエログリフの解読に向けた非常に重要な一歩を踏み出した。これを可能にしたのは、ナポレオンの軍隊が1799年にエジプトの町エル・ラシード(ロゼッタ)で発見した、ロゼッタ・ストーンのお陰であった。石碑にはプトレマイオス朝に布告された法令が刻まれているが、当時はギリシア語とエジプト語が公用語であったため、テキストはエジプトのヒエログリフとデモティック、そしてギリシア語の3種類で刻まれた。そこで、シャンポリオンは自身のギリシア語の知識を手掛かりとし、ヒエログリフの解読に成功したのである。彼はヒエログリフの完全な解読に貢献し、エジプト学における画期的な成果を挙げた。
参考 ライデン国立古代博物館所蔵古代エジプト展公式図録