第21王朝〜第26王朝
第21王朝〜第24王朝(エジプト第3中間期)
- 紀元前1076年 – 紀元前723年
時期については、第22王朝の末期(紀元前730年頃)まで、アッシリアによるエジプト征服(紀元前7世紀半ば)まで、或いはアケメネス朝によるエジプト征服(紀元前525年)までなど、さまざまな立場がある。
第3中間期
時代名 | 王朝 | 年代 | 王名(英字表記) |
---|---|---|---|
第3中間期 ca.1076-723BCE | 第21王朝 ca.1076-944BCE | 前1076-1052年頃 | スメンデス1世(Smendes I) |
前1051-1006年頃 | プスセンネス1世(Psusennes I) | ||
前1005-1002年頃 | アメンエムニスウ(Amenemnisu) | ||
前1002-993年頃 | アメンエムオペト(Amenemope) | ||
前992-987年頃 | オソルコン(Osorkon the Elder) | ||
前986-968年頃 | サアメン(Siamun) | ||
前967-944年頃 | プスセンネス2世(Psusennes II) | ||
第22王朝 ca.943-746 | 前943-前923年頃 | シェションク1世(Sheshonk I) | |
前922-前888年頃 | オソルコン1世(Osorkon I) | ||
前887-前874年頃 | タケロト1世(Takelot I) | ||
前873年頃 | シェションク2世(Sheshonk II) | ||
前872-842年頃 | オソルコン2世(Osorkon II) | ||
前754 - 715年頃 | イウプト1世(Iuput) | ||
前780-±20年頃 | オソルコン3世/ タケロト3世(Osorkon III/Takelot III) | ||
第23王朝 下エジプト | 前730年頃 | ペトゥバステ2世(?)/オルソコン4世(Osorkon Ⅳ) | |
第24王朝 ca.736-723BCE | 前736-729年頃 | テフナクト(Tefnakht) | |
前728-723年頃 | バクエンレネフ(Bakenranef) |
第22王朝の末期(紀元前8世紀後半)にはエジプトの中央権力は大いに弱体化し複数の王が並立する事態となった。
タニスに拠点を置く第22王朝、レオントポリスに拠る第23王朝、サイスの第24王朝、他にヘルモポリス、ヘラクレオポリスでも王を称する人物が現れた。
こうした分裂は外敵の侵入を誘発し、間もなくヌビア人の王ピアンキによってエジプトが征服された。これが第25王朝である。